2011年9月29日木曜日

はろまこプロジェクトがテレビ取材!

9月1日からネット販売を開始したハロウィンかぼちゃも順調にご注文をいただいております。ハロウィンは10月31日のイベントなので9月と言うとまだ夏の暑さが残っていて全然ハロウィンぽくないのですが、撮影に使われたり、イベント用に準備されたり、店頭ディスプレイようにご購入されたりと意外な需要が多々ありビックリしています。

また、9月中旬よりマコモタケの販売もスタートし、いよいよ春の生産から、プロジェクトのもう一つの課題であるネット販売へと活動のフィールドが移ってきました。

そんな中、先日の24日・・・なんとっ!はろまこプロジェクトがテレビ取材を受けたのです\(◎o◎)/!

今回取材に来られたのはBSN新潟放送の「Nスタ新潟」の皆さん。實石あづさアナウンサーとカメラマンさんが終日新井南部地域を駆けまわってくださいました!

まず最初に向かった取材先はこの方のところ↓
マコモタケ、ハロウィンかぼちゃを栽培している小濁の山崎さん

小濁という山の中の小さな集落でマコモタケとハロウィンかぼちゃを栽培している山崎さんにお話をお伺いしました。

1本1本状態を確認しながら収穫中

美味しいタイミングが短く、一株一株の成長を見ながら一番良い状態のマコモタケだけを収穫されています。効率は悪いのですが、より美味しいマコモタケをお客様に食べていただくためにはやはりここまでこだわらなければならないのです。

採れたてのマコモタケの皮を剥き、食べごろの状態について説明しています。せっかくなので、マコモタケを食べたことがないという實石さんに食べてもらいます。


「無農薬で育てているから採れたてで洗ってなくても大丈夫だよ…」と山崎さん、採ってきたマコモタケを首に巻いていたタオルで拭いて出してあげていました(^_^;)
いやぁー、山さんっ!そっ、その山さんの汗が染み込んだタオルで拭いたら、せっかくの甘くて美味しいマコモタケが、ほんのり塩味になるのでは(T_T)・・・でもそこは、流石プロ。實石さんは終始笑顔で食べてくれていました(^O^)

山ん中のこんな良い環境でマコモタケは育っています

山崎さんはこのあたりの地域でも、かなり早くからマコモタケを栽培されていただけあり、栽培の大変さを十分に熟知しながら、美味しく育てるコツなどマコモタケの魅力を十分に引き出すプロフェッショナルでした。


さて、続いて向かったのは上濁川の手塚さんのハロウィンかぼちゃ畑
ハロウィンかぼちゃの畑はどうしても雑草が生い茂ってしまいジャングルのようになってしまうのですが、一面緑で何もなさそうなところをよく探してみるとジャンボかぼちゃが(坂から転げ落ちそうなところに)なっていました♪

今年は崖っぷちかぼちゃが流行っているようです(^_^;)

ちょうど良い時期を迎えた色鮮やかなハロウィンかぼちゃを収穫してみます。食べるかぼちゃと違って、ハロウィンかぼちゃは顔(表面)が命。どうしても土についた部分にキズがつきやすいので、なるべくキズがつかないよう、実がなってきたらこまめに向きを変えてあげます。

どうやらとても器量の良いハロウィンかぼちゃのようです♪

直売所、スーパーなどに出荷する食品としての農作物は数多く栽培している手塚さんですが、今年初めてチャレンジしたハロウィンかぼちゃは、それらとは勝手が違ったようでだいぶ苦戦されたよです。

例えば普通のかぼちゃであれば、皆さんご存知のように表面の皮はかなり固く、包丁でカットするのもやっとというくらいですが、ハロウィンかぼちゃは表面の皮、そして中の実もかなり柔らかくなっています。このおかげでジャック・オ・ランタンのようなお化けかぼちゃのカットが出来るのですが、柔らかいからこそ栽培途中にキズがつきやすく、栽培を難しくしています。

キズがつかないよう大切に育てます

でも、そこはやはり生粋の農家さん。難しければ難しいほどに燃えてくるようで、今年の経験を踏まえ来年はこうしよう!と意気込んでいらっしゃいました。

手塚さんのインタビュー中に「世界へ…」みたいな話をされていて、えっ、もしかして輸出で世界進出ですか(@_@;)・・・とビックリしてしまいましたが、ネットを活用すればそれも可能かもしれませんね。


マコモタケ、ハロウィンかぼちゃの生産現場を見て回ったあとは、私たちのプロジェクトの活動拠点であり、マコモタケ・ハロウィンかぼちゃの発送拠点でも使わせてもらっているねおかんぱーにゅ南部へ向かいます。

こちらは、なんぶルネサンスの村越さんが、新井南部地域の活性を目的に地域の食に関する勉強会、陶芸をはじめとしたものづくり、地域の情報発信のためのIT活用、音楽などの文化活動…などなど、たのしく、おもしろいことを地域の皆んなが集まって実施している場所です。

ここでは、さっそくハロウィンかぼちゃの発送作業を取材していただきました。

出荷を待つハロウィンかぼちゃたち

もともと保育園だったこの施設の遊戯室が、この時期だけハロウィンかぼちゃたちの待合室に(^_^;)
ひとつとして同じ形がないハロウィンかぼちゃですが、私たちのプロジェクトでもそれをどのようにお客様にお伝えし、納得して買っていただこうか試行錯誤しています。

今年は「訳ありかぼちゃコーナー」というページを新設し、一つひとつ写真を撮ってご覧いただきながらご注文頂く仕組みを作ってみました。

販売する手間はかかるのですが、一つひとつ個性のあるハロウィンかぼちゃをどれにしようか、どんな顔にくり抜こうか…そんな楽しみがショッピングにあっても面白いですし、何よりお客様に納得してご購入いただけるのでとても良い販売方法だと思っています。

さて、テレビ取材も山場にさしかかり、いよいよはろまこプロジェクトメンバーが集まった会議を見ていただきました。

・・・というか、メンバーの皆さんが集まったら自然と最近の世間話、かぼちゃの育ち具合、マコモの収穫具合などなど一気にしゃべり、収集がつかないくらいに盛り上がってしまい、会議と言うよりも山んしょたちが集まって宴会しとる…そんな感じになってしまいました。まぁ、いつものことなのですが(^_^;)

会議後半はマコモタケ試食会に♪

いつも会議の際に感じるのですが、皆さんすごくパワーがあります。生産への情熱、地域のことを思う気持ち、そして皆さん集まったときの盛り上がり…少しずつこの輪を広げて、地域を盛り上げていきたいと思いました。

最後は山崎さんの取材の時に収穫した採れたてのマコモタケを村越さんに調理していただき、大試食会になりました♪

採れたてマコモタケを料理してもらいました♪

普段マコモタケを食べている方も知らなかったいろんな調理方法を紹介していただき、みなさん新たな発見があったようです!

マコモタケを紹介している中でよく聞かれるのは「食べたことがあるけど、あんまり美味しくなかった」という話です。
おそらく、収穫時期、収穫してから食べるまでの時間、そして料理方法などによりまだまだマコモタケの魅力に気付いていただけてない方が多くいらしゃるように感じます。適切な時期に、収穫してすぐのマコモタケを素材の味を活かして調理いただければきっと今まで食べていたマコモタケ以上の発見があると思います。

ぜひマコモレシピを参考にしてください → 農と食の奮闘記(マコモの記事)

私たちもマコモタケのネット販売を通して、マコモタケの本当の美味しさをより多くの方に知っていただければと頑張っています!

ジャック・オ・ランタン三兄弟

今回の取材を通して(いや、私は取材をしてもらった方ですが…汗)、メンバーの皆さんの畑を周り、今まで聞けなかった話や、今まで見る機会がなかった収穫風景など、とても多くの発見がありました。

あらためて感じたことは、この地域には豊かな自然環境と、そして、そこに住む人たちに溢れている魅力の大きさです。

今、このはろまこプジェクトは各地域の一部の方に参加していただき、少しずつ中山間地域の中の地域間連携による事業が出来つつあるところです。これからは、その環を少しずつ広く、そして太く、また次の世代の皆さんにも魅力あるものとしてとらえてもらえるよう継続する努力が必要だと感じています。

そんな大事なことに気づかせていただいた、今回のテレビ取材。BSN新潟放送の實石アナウンサーをはじめ皆さんには本当にお世話になりました。
また、いつかこのプロジェクトが成長した暁にはぜひ南部地域へ足を運んでみてください。ありがとうございました!


おっ、肝心の放送時間のご案内♪

2011年9月29日(木)18:15頃より
BSN新潟放送の「Nスタ新潟」内で放送予定です。

・・・放送の数時間前のブログアップになってしまいましたが(汗、ぜひ私たちのおもしろい取り組みご覧ください!

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