2012年9月19日水曜日

2012年産のハロウィンかぼちゃ販売に向けて

すっかりブログがご無沙汰になってしまったのですが、2012年もはろまこプロジェクトは健在です(^_^;)

ハロウィンかぼちゃ、そして、マコモタケともに妙高市新井南部地域を中心に地元の農家さんと共に栽培しておりました。

今年の新潟県の夏、特に上越・妙高地域は非常に降雨量が少なく気温の高い酷暑が続き、農作物全般に影響が出るところも多かったと聞いています。

ハロウィンかぼちゃに関しては、この暑さはさほど影響せず、むしろ比較的色づきの良いかぼちゃが生産できたのではと思っていますが、マコモタケは暑さ...と言うより少雨からくる水不足が影響し、若干ですが生育がのんびりとしているようです。

昨年は9月中旬よりマコモタケ販売を始めたのですが、今年に関しては少し遅めのスタートとなりそうです。


6月にハロウィンかぼちゃの定植を行いました

ハロウィンかぼちゃの方は、昨年よりも収穫時期を遅めにずらそうと種蒔きも6月に実施したのですが、(これも暑さのせい?)結局昨年とほぼ変わらず9月に入ってほどなく収穫シーズンとなりました。

それでは、各農家さんが収穫されたハロウィンかぼちゃをご覧くださいヽ(^o^)丿

まずは、長沢地区の大野さんです。長沢地区は妙高市と長野県飯山市との県境近くの地域で、標高も高いところです。かなり良く成長したようで比較的大きめのものが多いとのことです♪
大野さんのハロウィンかぼちゃ

続いて、平丸地区の石田さんのハロウィンかぼちゃ。平丸地区もやはり長野県との県境近くの地域で、平丸川に沿った集落です。険しい山道が続く地域で育ったたくましいかぼちゃです!
石田さんのハロウィンかぼちゃ

山崎さんのかぼちゃは、小濁地域産。小濁地域も山に登っていくのですが、ずんずん進むと上越市の板倉区へと通じる地域でもあります。自然豊かな地域で伸び伸びと育ったハロウィンかぼちゃです。収穫は若干遅めで10月に入るころに本格化しそうです。
山崎さんのハロウィンかぼちゃ

小濁地区のご近所、大貝地区では手塚さんがハロウィンかぼちゃを栽培しています。こちらも大きめのかぼちゃが多いようです。ジャンボかぼちゃ、そして、ちっちゃいおもちゃかぼちゃも栽培されています。
手塚さんのハロウィンかぼちゃ

こちらは山あいの地域から下り、平地となり上越市に隣接する雪森地区の樋口さんのハロウィンかぼちゃ。今年は色合い、そして表面に傷が少なく器量の良いかぼちゃが沢山できたようです♪
樋口さんのハロウィンかぼちゃ

以上、5つの農家さんのハロウィンかぼちゃをご紹介しましたヽ(^o^)丿

そして重大発表!

2012年のハロウィンかぼちゃの販売は通常のネット販売ではなく、1日限定のタイムセール方式で実施いたします。予定では、今シーズンは2回、9月下旬と10月中旬の特定の1日ずつのみネット上でご購入できるようにいたします。

まず第1弾の限定販売日は 9月22日(土)10:00 〜 16:00

収穫したばかりのハロウィンかぼちゃを即日発送いたしますので、9月下旬から10月上旬にお使いになるお客様にオススメです!

数量が限定されておりますので、10:00から販売をスタートし、終了時間前でも完売しましたらそこで終了となります。

かなりの混雑が予想されますが、ハロウィンかぼちゃをお探しの方はぜひご利用いただければと思います!




【1日限定のかぼちゃ販売】

(第1弾) 2012年9月22日(土) 10:00 〜 16:00
(第2弾) 2012年10月中旬(詳しい日にちは現在調整中です)

限定日のハロウィンかぼちゃ販売は通販ショップのサイトからご注文いただけます!


2011年9月29日木曜日

はろまこプロジェクトがテレビ取材!

9月1日からネット販売を開始したハロウィンかぼちゃも順調にご注文をいただいております。ハロウィンは10月31日のイベントなので9月と言うとまだ夏の暑さが残っていて全然ハロウィンぽくないのですが、撮影に使われたり、イベント用に準備されたり、店頭ディスプレイようにご購入されたりと意外な需要が多々ありビックリしています。

また、9月中旬よりマコモタケの販売もスタートし、いよいよ春の生産から、プロジェクトのもう一つの課題であるネット販売へと活動のフィールドが移ってきました。

そんな中、先日の24日・・・なんとっ!はろまこプロジェクトがテレビ取材を受けたのです\(◎o◎)/!

今回取材に来られたのはBSN新潟放送の「Nスタ新潟」の皆さん。實石あづさアナウンサーとカメラマンさんが終日新井南部地域を駆けまわってくださいました!

まず最初に向かった取材先はこの方のところ↓
マコモタケ、ハロウィンかぼちゃを栽培している小濁の山崎さん

小濁という山の中の小さな集落でマコモタケとハロウィンかぼちゃを栽培している山崎さんにお話をお伺いしました。

1本1本状態を確認しながら収穫中

美味しいタイミングが短く、一株一株の成長を見ながら一番良い状態のマコモタケだけを収穫されています。効率は悪いのですが、より美味しいマコモタケをお客様に食べていただくためにはやはりここまでこだわらなければならないのです。

採れたてのマコモタケの皮を剥き、食べごろの状態について説明しています。せっかくなので、マコモタケを食べたことがないという實石さんに食べてもらいます。


「無農薬で育てているから採れたてで洗ってなくても大丈夫だよ…」と山崎さん、採ってきたマコモタケを首に巻いていたタオルで拭いて出してあげていました(^_^;)
いやぁー、山さんっ!そっ、その山さんの汗が染み込んだタオルで拭いたら、せっかくの甘くて美味しいマコモタケが、ほんのり塩味になるのでは(T_T)・・・でもそこは、流石プロ。實石さんは終始笑顔で食べてくれていました(^O^)

山ん中のこんな良い環境でマコモタケは育っています

山崎さんはこのあたりの地域でも、かなり早くからマコモタケを栽培されていただけあり、栽培の大変さを十分に熟知しながら、美味しく育てるコツなどマコモタケの魅力を十分に引き出すプロフェッショナルでした。


さて、続いて向かったのは上濁川の手塚さんのハロウィンかぼちゃ畑
ハロウィンかぼちゃの畑はどうしても雑草が生い茂ってしまいジャングルのようになってしまうのですが、一面緑で何もなさそうなところをよく探してみるとジャンボかぼちゃが(坂から転げ落ちそうなところに)なっていました♪

今年は崖っぷちかぼちゃが流行っているようです(^_^;)

ちょうど良い時期を迎えた色鮮やかなハロウィンかぼちゃを収穫してみます。食べるかぼちゃと違って、ハロウィンかぼちゃは顔(表面)が命。どうしても土についた部分にキズがつきやすいので、なるべくキズがつかないよう、実がなってきたらこまめに向きを変えてあげます。

どうやらとても器量の良いハロウィンかぼちゃのようです♪

直売所、スーパーなどに出荷する食品としての農作物は数多く栽培している手塚さんですが、今年初めてチャレンジしたハロウィンかぼちゃは、それらとは勝手が違ったようでだいぶ苦戦されたよです。

例えば普通のかぼちゃであれば、皆さんご存知のように表面の皮はかなり固く、包丁でカットするのもやっとというくらいですが、ハロウィンかぼちゃは表面の皮、そして中の実もかなり柔らかくなっています。このおかげでジャック・オ・ランタンのようなお化けかぼちゃのカットが出来るのですが、柔らかいからこそ栽培途中にキズがつきやすく、栽培を難しくしています。

キズがつかないよう大切に育てます

でも、そこはやはり生粋の農家さん。難しければ難しいほどに燃えてくるようで、今年の経験を踏まえ来年はこうしよう!と意気込んでいらっしゃいました。

手塚さんのインタビュー中に「世界へ…」みたいな話をされていて、えっ、もしかして輸出で世界進出ですか(@_@;)・・・とビックリしてしまいましたが、ネットを活用すればそれも可能かもしれませんね。


マコモタケ、ハロウィンかぼちゃの生産現場を見て回ったあとは、私たちのプロジェクトの活動拠点であり、マコモタケ・ハロウィンかぼちゃの発送拠点でも使わせてもらっているねおかんぱーにゅ南部へ向かいます。

こちらは、なんぶルネサンスの村越さんが、新井南部地域の活性を目的に地域の食に関する勉強会、陶芸をはじめとしたものづくり、地域の情報発信のためのIT活用、音楽などの文化活動…などなど、たのしく、おもしろいことを地域の皆んなが集まって実施している場所です。

ここでは、さっそくハロウィンかぼちゃの発送作業を取材していただきました。

出荷を待つハロウィンかぼちゃたち

もともと保育園だったこの施設の遊戯室が、この時期だけハロウィンかぼちゃたちの待合室に(^_^;)
ひとつとして同じ形がないハロウィンかぼちゃですが、私たちのプロジェクトでもそれをどのようにお客様にお伝えし、納得して買っていただこうか試行錯誤しています。

今年は「訳ありかぼちゃコーナー」というページを新設し、一つひとつ写真を撮ってご覧いただきながらご注文頂く仕組みを作ってみました。

販売する手間はかかるのですが、一つひとつ個性のあるハロウィンかぼちゃをどれにしようか、どんな顔にくり抜こうか…そんな楽しみがショッピングにあっても面白いですし、何よりお客様に納得してご購入いただけるのでとても良い販売方法だと思っています。

さて、テレビ取材も山場にさしかかり、いよいよはろまこプロジェクトメンバーが集まった会議を見ていただきました。

・・・というか、メンバーの皆さんが集まったら自然と最近の世間話、かぼちゃの育ち具合、マコモの収穫具合などなど一気にしゃべり、収集がつかないくらいに盛り上がってしまい、会議と言うよりも山んしょたちが集まって宴会しとる…そんな感じになってしまいました。まぁ、いつものことなのですが(^_^;)

会議後半はマコモタケ試食会に♪

いつも会議の際に感じるのですが、皆さんすごくパワーがあります。生産への情熱、地域のことを思う気持ち、そして皆さん集まったときの盛り上がり…少しずつこの輪を広げて、地域を盛り上げていきたいと思いました。

最後は山崎さんの取材の時に収穫した採れたてのマコモタケを村越さんに調理していただき、大試食会になりました♪

採れたてマコモタケを料理してもらいました♪

普段マコモタケを食べている方も知らなかったいろんな調理方法を紹介していただき、みなさん新たな発見があったようです!

マコモタケを紹介している中でよく聞かれるのは「食べたことがあるけど、あんまり美味しくなかった」という話です。
おそらく、収穫時期、収穫してから食べるまでの時間、そして料理方法などによりまだまだマコモタケの魅力に気付いていただけてない方が多くいらしゃるように感じます。適切な時期に、収穫してすぐのマコモタケを素材の味を活かして調理いただければきっと今まで食べていたマコモタケ以上の発見があると思います。

ぜひマコモレシピを参考にしてください → 農と食の奮闘記(マコモの記事)

私たちもマコモタケのネット販売を通して、マコモタケの本当の美味しさをより多くの方に知っていただければと頑張っています!

ジャック・オ・ランタン三兄弟

今回の取材を通して(いや、私は取材をしてもらった方ですが…汗)、メンバーの皆さんの畑を周り、今まで聞けなかった話や、今まで見る機会がなかった収穫風景など、とても多くの発見がありました。

あらためて感じたことは、この地域には豊かな自然環境と、そして、そこに住む人たちに溢れている魅力の大きさです。

今、このはろまこプジェクトは各地域の一部の方に参加していただき、少しずつ中山間地域の中の地域間連携による事業が出来つつあるところです。これからは、その環を少しずつ広く、そして太く、また次の世代の皆さんにも魅力あるものとしてとらえてもらえるよう継続する努力が必要だと感じています。

そんな大事なことに気づかせていただいた、今回のテレビ取材。BSN新潟放送の實石アナウンサーをはじめ皆さんには本当にお世話になりました。
また、いつかこのプロジェクトが成長した暁にはぜひ南部地域へ足を運んでみてください。ありがとうございました!


おっ、肝心の放送時間のご案内♪

2011年9月29日(木)18:15頃より
BSN新潟放送の「Nスタ新潟」内で放送予定です。

・・・放送の数時間前のブログアップになってしまいましたが(汗、ぜひ私たちのおもしろい取り組みご覧ください!

2011年8月21日日曜日

ハロウィンかぼちゃの販売に向けたシュミレーション

春から始めたはろまこプロジェクトの「はろ」、ハロウィンかぼちゃの販売時期がいよいよ迫ってきました。
農家さんが作ってくれているハロウィンかぼちゃも早いものはそろそろ収穫出来る状態になってきましたので、実際の収穫→販売ステーションへの出荷→梱包→発送をシュミレーションしてみました。

・・・と、その前にせっかく収穫してくださった綺麗な形のハロウィンかぼちゃを販売ホームページへの掲載用に写真撮影♪
こちらはSサイズ(15-20cmくらい)です

そして、なかなか大変なのは梱包作業。かぼちゃ一つで3〜7kgくらいあるので、1個のご注文であれば簡単なのですが、複数個のご注文になると箱の大きさも、そして重量も重たくなってしまいます。そこは梱包テクニックでカバーして出来るだけ無駄なスペースが出来ないように、そして大切なかぼちゃに傷がつかないように緩衝材をはさみながら丁寧に梱包していきます。

突然変異?!縦長ハロウィンかぼちゃが初登場!!

秋のハロウィンシーズンを前に生産者の皆さんも収穫に向けて気合が入ってきましたが、受注・発送チームもにわかに忙しくなってきました。

出来るだけ多くのお客様に私たちが作ったハロウィンかぼちゃを楽しんでいただけるよう、これからの大事なシーズンがんばっていきたいと思います。


2011年のハロウィンかぼちゃ販売は9月1日よりスタート予定となっております。10月31日のハロウィンまで待てない方(笑、店舗などのディスプレイ用、イベントでの活用など早めに手配されたいお客様はぜひご利用ください!

2011年用ハロウィンかぼちゃの販売はこちら↓

2011年7月17日日曜日

7月のはろまこ会議

7月12日、1ヶ月ぶりのはろまこ会議を行いました!
やはり話題はそろそろ実をつけてきたハロウィンかぼちゃ。概ね皆さん少しずつ実をつけているようなのですが、天候のせいなのか受粉タイミングが合わなかったせいなのか、まだまだ実をつけた数が多くないようです。


もう一つハロウィンかぼちゃで話題なのは、なぜか細長い実がなっていること(笑。

の記事を見ていただくとウワサの細長かぼちゃ(?!)がご覧いただけます。
この子たちはこれからオレンジや黄色のハロウィンカラーになるのでしょうか?!乞うご期待です!!



また、マコモタケの状況も同じように情報交換しました。
やはり繁殖力の強いマコモタケ。以前紹介したように紙マルチ等で対策をしないとどんどんとマコモタケが密集して成長してしまい大変のようです。

いよいよ次回の会議は8月下旬。そうです!ハロウィンかぼちゃの販売スタート直前です!!

2011年のハロウィンかぼちゃ販売は9月1日よりスタート予定となっております。10月31日のハロウィンまで待てない方(笑、店舗などのディスプレイ用、イベントでの活用などなど早めに手配されたいお客様はぜひご利用ください!

2011年用ハロウィンかぼちゃの販売はこちら↓

2011年7月11日月曜日

はろまこメンバーのハロウィンかぼちゃ

そろそろ他のはろまこメンバーの畑も気になる頃ですが、丁度良いタイミングでお二人のメンバーがブログをアップされたのでご紹介します♪

まずは、ねこちゃんばーばさんのブログ↓

ハロウィンかぼちゃの生育状況」(愛ちゃんのかぼちゃ)

おぉー、知らないうちにこんなに大きくなっちゃって、色も緑からハロウィンカラー(オレンジ)になりつつあります。しかも、ちゃんと向きを変えて傷つかないようにしている。流石です!!


続いて、世詩絵さんのブログ↓

ハロウィンカボチャの経過!」(千鳥草の部屋)

おぉー、こちらもちゃんと色づき始めている!!
しかも直径30cmですか?!大物の予感ですね♪
一緒に紹介されているスマートハロウィンかぼちゃ?の正体がとっても気になります。もしかすると、時が来てハロウィンかぼちゃのプリンスに生まれ変わるかも?!

まだ7月中旬ですが、早くもハロウィン気分満点です♪
これからの成長記録もぜひお楽しみに!

2011年7月10日日曜日

これが平丸・ハロウィンかぼちゃだ!

小濁の畑を見学した足で、さらに妙高市南部の奥まで進み長野県との県境も近い平丸地区に行きました。
こちらは、石田さんが「平丸・夢かぼちゃ」という名前で何年も前から食用のかぼちゃを生産されている場所です。ハロウィンかぼちゃと食用は違うと言いつつもやはり同じかぼちゃ。食用かぼちゃでは年間数千個出荷されるという石田さんのかぼちゃ畑を見学してきました!

平丸の石田さんとハロウィンかぼちゃ畑
「おら、面倒臭がりだし…」という言葉とは正反対のすごく几帳面な畑でいきなりビックリ!!
藁はつるが伸びる際につかめる程度、パラパラと撒く程度で良いそうですが、パラパラでも敷いている範囲が広い!

もうちょっと近づいて見てみると、自分たちの畑のハロウィンかぼちゃよりも明らかに葉っぱの青々しさが違うんです。もちろんつるの先は元気に持ち上がっています。
なんだか食べても美味しそうな色づきのハロウィンかぼちゃの葉

先月のはろまこ会議の際に石田さんが説明してくれた、つるは3本だけ伸ばし、方向も揃えてよーいドン♪で競争させてやるという話そのまんまの畑がそこにありました。3本のつるのうち、2本は手前方向に伸ばし、残り1本は奥のほうに伸ばしているそうです。
つるの伸びる方向を揃えて “よーいドン!”

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、下の写真が苗の根元で、親つる(緑色が一番濃いつる)が奥のほうにカーブしながら左に伸び、親から別れた子つる(一番手前のつる)が同じく左に伸びています。もう1本の子つる(ごちゃごちゃしすぎて分かりませんが)は逆に右手に伸ばしています。
親つる、子つる、子つるの3本伸ばし方式
思った方向につるを伸ばすには、まだ若いうちにつるの方向を定めて上げる必要があるそうです。小枝などをさしながら方向修正をし、方向が定まってしまえばあとは微調整だけで済むそうです。こんな作業面倒臭がりには絶対できませんよ(笑。

実は石田さんのハロウィンかぼちゃの畑では2種類の育て方を実験しているそうです。一つ目は先ほど書いた親つる、子つる、子つるの3本方式。
そして、もうひとつは優秀な子つる3本が出たところで親つるを切ってしまう、子つる3本方式です。
こちらはその子つる3本方式。すでに親つるを切ってしまっているので、どれか1本がぐんぐん伸びるということもなく、まだ元株付近でわらわらと停滞しています。
子つる3本方式のハロウィンかぼちゃ

写真だと若干分かりづらいかもしれませんが、半分から右の葉っぱの高さがある方が「子つる3本方式」、左の横に伸びているのが「親つる・子つる・子つる」方式です。
左「親・子・子方式」  右「子・子・子方式」
どちらが良い実がなるか?は今年作ってみなければ分からないと仰っていましたが、育てる手間、出来る実の大きさ・数などどんな結果になるのか秋が楽しみです。

また、最初に離した藁ですが、実は敷き詰めている広さには意味があるそうです。食用のかぼちゃでも同じようにしているそうですが、元株に近いところになる実はあまり大きくはならないので、だいたい10節(あれっ、もうちょっとだったかな?)くらいまではすべて雌花を摘んでしまって、その先に出来る実をならせるそうです。その10節目くらいまでが藁の敷き詰め範囲ということです。
だいたい10節分くらいまでは藁を敷く重要エリア
もちろん、つるはその先もずんずん伸びて、もしかすると実をつけるかもしれませんが、それ以上先に出来た実はもっけもんで、だいたいひとつるに1,2個くらいの実をつけるそうです。

そして、もう一つ大事な管理は孫つるの切断です。
ほったらかしておくと、どんどん孫つるが伸びてジャングル状態になってしまいます。あまりに密集してしまうと風通しが悪くなりうどん粉病のなどの原因となるので、孫つるはこまめにカットしていきます。

最後にハロウィンではない食用のかぼちゃ畑も見せてもらいました。
こちらも管理が行き届いていて素晴らしい畑!なんだかアートっぽいものを感じます♪
なんだかこのカーブした畑カッコイイ♪
棚田を開墾して見渡すかぎりのかぼちゃ畑
平丸地区もかなりの中山間地域で、特に昔棚田や畑だった所が人口減とともに荒れてしまっているそうです。そんな中、石田さんは少しずつ開墾してかぼちゃ畑にしています。一つひとつの畑は小さいのですが、前後左右、そして山の上も下も見渡すかぎり整備されたかぼちゃ畑はとても素晴らしい眺めでした。

平丸・夢かぼちゃ...ならぬ、平丸・ハロウィンかぼちゃ!こちらも楽しみです♪

小濁のハロウィンかぼちゃとマコモタケ

6月26日(日)、妙高市小濁で記念すべき開窯イベントに参加した後に、少し足を伸ばして小濁の山さんの畑を見学させていただきました。

まず見せてもらったのは大豆畑。ちょうど種を蒔いたばかりで、タイミングよく目が出たところでした。おー、かわいいかわいい♪

可愛らしい大豆の芽

あらっ?まっすぐ植えたはずなのに...
一列…のはずが、先に行くほどちょっと曲がってましたが(笑、綺麗に芽が揃って出ていました!


さて、さらにちょっと登ったところにハロウィンかぼちゃの畑がありました。

小濁のハロウィンかぼちゃ畑
手前の成長が進んでいる方が、上濁川の手塚さんから苗を分けてもらったもので、奥のほうが山さん自身で芽出ししたもの(ちょっと遅れて芽出ししたもの)です。

広い畑ですくすくとつるを伸ばしていました。その先には早くも雌花が...

雌花の下にちっちゃな実が♪

伸びたつるの先が元気良く持ち上がっていれば、栄養が足りている状態。

このまま伸びると隣の苗まで届きそう?!

つい先日強い雨風で若干土がついてしまったけど、しっかりと受粉して実が出来てきたハロウィンかぼちゃもあるようです。
こちらはうまく受粉したのかな?

それもそのはず、かぼちゃ畑の周りでは蜂などの虫が花の蜜を吸いに飛び交っていました♪
クローバーの花に群がる虫たち

さて、小濁に来たらこちらも必見!マコモタケが成長中の天水田です!
小濁の天水田で育つマコモタケ
もともと山の中の棚田を活用しているので、1面1面は小さいのですが、その分水が良く循環しとっても透明で綺麗な天水田です。

また、こちらは今年春にきれいに植替え&株分けをしたばかりのマコモタケなので一株一株の間隔も開いていて整っています。
小濁のやまさんと天水田のマコモタケ

植え替えをした際、紙マルチも敷いているので雑草もなくとっても綺麗です!
この紙マルチは、しばらくすると水に溶けてしまうそうです。マコモタケの株がまだ小さいときに雑草から守り、ある程度大きくなって雑草にも負けず自立できるようになったら溶けてお役御免というわけです。
徐々に溶け始めている紙マルチ

マコモタケはとても繁殖力が強いため、同じ天水田で2年ほどすると所狭しと生い茂って管理が難しくなります。こちらの天水田は2年目でかなりのモジャモジャ状態です(笑。来春は植え替えですかねぇ?
2年目のマコモタケ。ちょっと生い茂り過ぎ? (^_^;)

小濁をはじめ中山間地域でのマコモタケ栽培で一番良い点は何と言っても綺麗な水が豊富に循環している点だと思います。ここの天水田でも自然の水が常に流れ続けていました。
豊富で天然の水が流れ続ける天水田
マコモタケの天水田、そして棚田も続く小濁

自然の環境を活かしてすくすくと育っている大豆、ハロウィンかぼちゃ、そしてマコモタケ。
秋の収穫に向けて期待が高まります♪